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世界で初めての全自動ブレーキ性能屋内試験場を開設

15/11/2012

※本プレスリリースは、ドイツ・ハノーバー市で発表した内容の参考訳です。
 万が一、英文原文と意味合いが異なる部分がある場合には英文が優先されます。
 

2012年10月、コンチネンタルタイヤ(本社:ドイツ、ハノーバー)は、全自動ブレーキ性能屋内試験場「AIBA (Automated Indoor Braking Analyzer)」を報道陣に公開しました。この設備によって、コンチネンタルタイヤは乗用車、SUVおよびバン用夏、冬タイヤの試験技術において大きく前進したことになります。

本社工場

新しい試験場は、全長300メートル、最大幅30メートルで、ハノーバーから程近いプルービンググラウンド「コンチドローム」内に建設されました。

試験は全自動工程で、無人試験車輌は120km/hまで加速し、試験路面上でブレーキをかけます。試験路面はウエット路、ドライ路があり、路面の交換が可能です。

さらに氷上試験用に、従来方式を用いた専用アイスリンクも設置しています。これらの設備によりコンチネンタルタイヤは、天候条件に左右されず1年を通して同一試験場内で全てのブレーキ性能試験を行うことができる最初のタイヤメーカーとなりました。100%稼働した場合、年間約100,000回のブレーキ性能試験を行えるキャパシティがあります。

試験場は、昨秋に着工し、以降建設が行われていました。ブレーキ性能試験は、路面温度を規定値に厳密に管理された、油圧駆動で路面の交換が可能な試験路を使って行います。

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専門家は、AIBAが現在のタイヤ試験方法を根本的に変えると言います。

「世界で最も正確なブレーキ性能試験から得るものは大きいです。」と乗用車、小型トラックの研究開発責任者であるデービッド・オドンネルは説明します。「ここは、実験室試験と屋外実車試験の両方の利点を兼ね備えていますが、これによって再現性を70%向上することができました。このことは、コンチネンタルタイヤが開発の進捗状況を最適な精度で測定できることを意味します。」

これまで、試験者は屋外のテストコースで気温や風などの変化しやすい気象条件にさらされながら試験を行わなければなりませんでしたが、AIBAでは、空調管理された室内で摩擦係数を一定に保った試験路で1年中試験を行うことができます。

「従来の方法では、試験車輌はレールに沿って誘導され、試験者はABS(アンチロック・ブレーキ・システム)作動中でもブレーキをかけなければなりませんでした。コンチドロームの冬は気温が低く、ブレーキ性能試験を行うのは不可能です。試験者の反応力や力加減によって試験結果に若干のひずみがでたり、気温や路面の温度がデータにばらつきを生じさせたりしました。これからは、このようなシステム関連の干渉を完全に回避することができます。」とオドンネルは言います。

「その他のプラス効果は、試験者の肉体的疲労を大幅に減らし、言うまでもなく1日24時間、1年365日テストが可能だということです。」

コンチネンタルタイヤにとって効率性の向上は不可欠でした。というのも、タイヤ試験の需要が非常に増えているからです。

その理由として、ここ数年間でタイヤの役割が著しく多様化していることがあげられます。

今までのような乗用車、SUV、バン用の夏、冬用タイヤの他に、最近では車輌タイプやアプリケーションそして市場毎に求める走行性能を満たすタイヤの設計が要求されるようになりました。

これは、自動車メーカーの純正装着タイヤへの要求も同じです。

「それぞれのタイヤに要求される試験を全て行うことは、多くの労力を必要とします。」とオドンネルは説明します。

「しかしAIBAによって試験のキャパシティが増加し、私たちの作業負荷が減りました。これからは、AIBAのテクノロジーが制動距離の更なる短縮を可能にするでしょう。」

 

コンベアーベルト

AIBAはテクノロジーの他に、建物の構造自体にも注目すべき点があります。300メートルの全長は、サッカーフィールドの約2.5倍に相当。空調管理された室内には、可動式の交換用試験路面を最多5面まで格納できます。

試験車輌は、最新のジェットコースターに使われるようなリニア駆動で、100メートルのトラック上を120km/hまで加速できます。従来型のドライ路ブレーキ性能試験は指定車速100km/h、ウエット路ブレーキ性能試験は80km/hで行いました。

ABS装備車では、ウエット路、ドライ路の路面毎にピンポイントな正確さが必要となります。

「夏」路面の試験では、室温を10~25度に設定。一方、アイスリンクでは、路面温度を-10~-1度、室温は5~12度に設定します。

ブレーキの手順は、ホイール、車輌内部に取付けた様々なセンサーによって記録します。1回のテスト走行は、タイヤをセットし、スタート位置まで車輌を運び、ブレーキング性能試験を終了するまで4分を要します。このことから理論上、1時間に15回のテスト走行を1日24時間行うことができると言えます。

「この新しい設備のおかげで、私たちは従来の2倍以上のキャパシティを持ち、より正確でより柔軟に試験を行うことができるようになりました。」とオドンネルは胸を張りました。

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コミュニケーション 宮川

コンチネンタルタイヤ・ジャパン㈱