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コンチネンタルとツール・ド・フランス

18/07/2013

※本プレスリリースは、ドイツ・ハノーバー市で発表した内容の参考訳です。
  万が一、英文原文と意味合いが異なる部分がある場合には英文が優先されます。

 

2013年6月ハノーバー発 - 3週間にわたり、21のステージ、2,400kmの距離で争われるツール・ド・フランス。山の頂上にあるゴール地点、高速での下り坂、筋肉に激しい負荷のかかるスプリント走行、時計との闘い。追走を振り切り、トップを狙うアタック、栄養補給。息をつく暇はなく、焼けるような熱気、激しい雨、強い風にも見舞われ、狭い道路とタイトなコーナーでのスペース争いなど、このレースほどサイクリストにとって過酷なものはありません。

ツール・ド・フランスは世界でもっともタフなプロのサイクリストたちが、克服しなければならない試練でもあります。6月29日にスタートした第100回のツール・ド・フランスでは、198名のタフなサイクリストが地中海コルシカ島のスタート地点に集い、試練に挑みました。一方で、ツール・ド・フランスは、自転車に装備されるタイヤにとっても究極の試練となります。タイヤの接地面積が2~3cm2程度という極限の状況において、ライダーは数多くのことを瞬時に決断しなければなりません。このレースに出場するライダーは、まさに感受性に優れたハイレベルなアスリートなのです。つまり、ツール・ド・フランスのチームに所属するプロフェッショナルなサイクリストにとって、絶対的な信頼のおけるタイヤを持つことが不可欠な条件となります。最高のタイヤ以外は通用しないため、ライダーは一切の妥協を許しません。

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このような理由から、トップチームのいくつかは何年間にもわたって、ドイツ・コルバッハのコンチネンタルが製作した高性能タイヤを使い続けています。ドイツの小都市コルバッハにおいて、コンチネンタルは最高級のタイヤを手作りで製作しています。今年は、BMC Racing TeamやLotto Belisol、Orica Green EDGE、Lampre MERIDAといったチームが、コンチネンタルの誇るトップクラスの専門家たちからアドバイスを得ています。

プロのサイクリング・チームは、ツール・ド・フランスのようなレースではチューブラー・タイヤ(チューブ状のタイヤ)を使用します。このタイヤは、アマチュア用のシリンダー・タイヤとは異なります。シリンダー・タイヤは分離した内部チューブを覆うような構造になっていますが、プロ用のチューブラー・タイヤ(チューブ)は、シームが1つだけの単一構造です。この構造が、チューブを軽量かつ柔軟にしています。また、タイヤは非常に高い気圧下での膨張にも対応できなければなりません。レジャー向けの自転車ではタイヤの空気圧が6バール程度であるのに対し、プロのサイクリング・チームでは特別なタイヤを使用し、空気圧を最大で15バールに設定しています。

空気圧がこのように高くなると、タイヤが転がる際の抵抗が小さくなります。つまり、自転車が路上で滑走しやすくなるため、240kmもの距離を走り抜かなければならないツール・ド・フランスの各ステージにおいて、ライダーは体力を節約できるようになります。長い距離や急勾配を走るレースでは、体力を節約することで、ライダーは最終盤に温存していた脚力を発揮することができます。またチューブラー・タイヤには、たとえパンクが起きても、リムに貼り付き、剥がれ落ちないというメリットがあります。

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もっとも、ツール・ド・フランスの会期では同じ陽気が続くことはなく、プロ・ライダーのニーズはステージごとに異なります。メカニックは、その日の状況、天候またはステージ条件(タイムトライアル・平坦なステージ・山岳ステージ)に合わせてライダーのタイヤを選びます。コンチネンタルでは、コルバッハのスペシャルタイヤ・センターを通じて、さまざまなニーズに対応するために、3種類のタイヤを提供します。平坦または起伏の少ないステージでは、強度と信頼性に優れたオールラウンド・タイヤが理想的な選択となります。また自動車レースと同じように、路面が濡れた滑りやすい状況では、特殊なウェットウェザー・タイヤが使用されます。そのため、サイクリング・チームは全て正確な天気予報を得るために、最新の通信ツールを備えています。

タイムトライアルはライダーが時計と闘いながら1人で走り抜かねばならないステージで、コンチネンタルにとっても厳しい試練の場となります。高度に専門化されたサイクリング・チームほど、きわめて軽量なタイヤを求めるからです。今年のツール・ド・フランスでは、3つのタイムトライアルが設定されています(チーム単位でのタイムトライアルが1度、個人タイムトライアルが2度)。タイムトライアルでは、重量を1グラムでも軽量化することがライダーの体力節約につながります。このほか、空気力学を応用したウェアやヘルメット、車輪でも軽量化が重要であり、もちろんタイヤも例外ではありません。タイムトライアルで成功するためには、極めて専門的でバランスの良い装備が不可欠なのです。

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タイヤを利用してできる限り速く(支障なく)走行するということにかけては、コンチネンタルとツール・ド・フランスには100年以上の歴史があります。コンチネンタルは100年以上にわたってレース用のスペシャル・タイヤを作ってきたからです。もっとも、現在のハイテク・タイヤは、初期の頃のものと比べずいぶんと細く、軽く、速くなっています。直近では、コンチネンタルのタイヤを使用したライダーが2年前にツール・ド・フランスで勝利しています。このときは、BMC Racing Teamのリーダーであるオーストラリア人のカデル・エヴァンスがコンチネンタルのタイヤを装着し、ツール・ド・フランスで総合優勝を果たしました。

もっとも、コルバッハのコンチネンタルの工場で製造しているタイヤは、プロフェッショナル用のものだけではありません。レーシング・タイヤに関するコンチネンタルの綿密な研究 / 開発活動は、アマチュアのサイクリストにもメリットをもたらしています。世界でもっとも過酷な自転車レースで得た経験は、一般のサイクリストのための自転車タイヤ作りにも活かされているのです。たとえば、切断抵抗の極めて高い、液晶高分子繊維で作られたコンチネンタルのチューブラー・タイヤはツール・ド・フランスでの試練を経て、パンクの予防に役立っています。

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ツール・ド・フランスの主要な統計データを見ても、このレースの規模の大きさやConti(コンチ)レース・タイヤを装着してレースに参加するライダーに対する、毎年のマスコミの注目度の高さが理解できます。ツアー開幕日に、スタートラインに並ぶ198名の選手のうちの36名がコンチネンタルの製品を装着しています。ライダーだけでなく、チームスタッフ、メカニクス、ドクター、警官、各ステージの開始時と終了時に設備の組み立て / 分解を担当するクルーメンバーなどを含め、大会に参加する関係者の総数は4,500人にも達します。さらに、560のさまざまなテレビ局、ラジオ局、新聞および雑誌から派遣された2,000人の大会認定ジャーナリストが、日々のレース展開をレポートします。ツール・ド・フランスは190の国に中継され、多くの国で生中継されます。今年はアラビア語放送のアルジャジーラ・スポーツ・チャネルが新たに参加し、中東の23の国々に中継を配信しています。昨年は、ツール・ド・フランスのインターネット専門サイトが1億3,300万ヒットを記録しました。またFacebookのツール・ド・フランスは、92万5,000人の友人を獲得しています。

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昨年のツール・ド・フランスは、全世界でTV中継を見た人の数は3週間で35億人にのぼると推定されています。今年は1,200万人もの人々が沿道での観戦に集まると予想されています。フランス共和国親衛隊からは47名の先導警察官が派遣され、第1ステージからパリのゴールに至るまで特製のドイツ製オートバイで先導し、レースの安全を確保します。さらに、フランス国家憲兵隊の合計23,000人の警官が道路の閉鎖およびレースコース側道の警備を担当します。


※当リリースは、本社での英語リリースを翻訳したものです。

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コミュニケーション 宮川

コンチネンタルタイヤ・ジャパン㈱