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Scientists Joseph von Fraunhofer Prize 2015を授賞

15/06/2015
  • この共同プロジェクトに対して、ミュンスターの2名の生物学者とタイヤメーカーであるコンチネンタルに著名な科学賞が与えられました。
  • タンポポの根由来の天然ゴムは、ゴムの抽出をより持続可能なものに変えます – プロトタイプタイヤの製造はすでに成功しています。

フラウンホーファー分子生物学および応用生態学研究機構(IME、ミュンスター支所)、ミュンスター大学の植物生物学および生物工学研究所、そしてハノーバーにあるコンチネンタルのタイヤ部門は”RUBIN - タンポポから作られた天然ゴムの工業利用”と名付けられたプロジェクトを共同で進めています。このプロジェクトを率いる科学者たちは、ロシア産タンポポに関する研究とタンポポ由来のゴムを採用した自動車タイヤのプロトタイプの開発により著名なJoseph von Fraunhofer Prizeを授賞しました。この賞は昨日、ドイツ ヴィースバーデンのダーク・プルーファー教授とクリスチャン・シュルツ・グロノーバー博士(IMEおよび植物生物学および生物工学研究所)、そしてカーラ・レッカー博士(コンチネンタル)に授与されました。「この共同プロジェクトの目的は、タンポポをゴムの供給源として工業的に利用可能にすることです。農業的な観点においてタンポポは必要最低限の環境でも栽培が可能で、例えば北半球や食用植物栽培には適さない土壌でも収穫することができます。これはゴムの生産が我々のタイヤ工場の近くで行えることを意味し、輸送距離の短縮=CO2排出量の削減につながります」と、コンチネンタルでこの将来性ある原料の開発チームを率いるカーラ・レッカー博士はコメントしました。

"Natural Rubber from Dandelion" Project: Scientists Awarded Joseph von Fraunhofer Prize 2015

「研究の途中で、我々はどの遺伝子がゴムの産出を促進し、どの遺伝子がそれを妨げるかを発見しました。結果として私たちはそれまでの2倍の量の天然ゴムを産出するタンポポの開発に成功。また、小さな実験用タンポポから数kgのゴムを抽出することが出来るようになりました。これにより数トン単位の工業生産レベルまで規模を拡大する可能性が見えてきました」とプルーファー教授とシュルツ・グロノーバー博士は授賞式で語りました。「我々の共同プロジェクトが栄誉ある賞に選ばれ、大変光栄です。」とカーラ・レッカー博士。「高い品質や性能を損なうことなく、より環境に配慮したタイヤの製造が可能になるでしょう。」

すでに夏・冬用両方の試験用タイヤがテストされるなど、プロジェクトは順調に進んでいます。タンポポ由来のゴムを採用したタイヤはゴムの木(パラゴムノキ)から抽出した従来の天然ゴムと比較しても、同等の特性を示しています。コンチネンタルは5〜10年以内にタンポポ由来のゴムによるタイヤの生産を開始する予定です。

プロジェクトの詳細はwww.taraxagum.deよりご確認ください。

 

フラウンホーファーは1978年から毎年傑出した科学分野での功績に対しこの賞を贈呈しています。Joseph von Fraunhofer Prizeは応用関連の課題を解決した科学者に贈られます。2015年には3つのJoseph von Fraunhofer Prizeが授与されました。他の2つの賞はドレスデンのフラウンホーファーIWSとエルランゲンのフラウンホーファー集積半導体回路(IIS)研究機構に贈られています。この科学賞は、光学機器製作者、物理学者であり革新的な製品の開発のため精緻な科学研究の功績を残したヨゼフ・フォン・フラウンホーファー(1787年〜1824年)を記念し、1978年から贈呈されています。

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コミュニケーション 宮川

コンチネンタルタイヤ・ジャパン㈱

 

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