乗用車/バン/SUVタイヤ

レーダーによる安全性 周辺センサーで不可能に挑戦

15/09/2015
  • ユーロNCAPの要求増に対応するレーダーおよびカメラの拡張可能な製品群をポートフォリオに追加
  • 予測安全システムの主要構成要素としてのレーダー
  • より良い支援機能のためのセンサー融合

近年、交通安全と運転の快適性は向上し続けている。この傾向に特に貢献している一つの要因として先進運転支援システムが挙げられます。これは事故防止と運転の快適性向上の助けとなります。乗用車における継続した発展と広範囲での展開はその大部分において、積極的安定性に今まで以上に強く注力している消費者団体によって推し進められていて、特に歩行者や自転車・バイク利用者といった高い負傷リスクを抱える道路利用者、また市街地における交通計画が当てはまります。ユーロNCAP (ヨーロッパ新車アセスメントプログラム) の最高得点である「五つ星」は、多くの自動車メーカーが希望していますが、2018年以後、単独のセンサーのみに基づくシステムを使用して達成できる可能性はより低くなると思われます。 将来的に、長距離レーダーあるいは単眼カメラを含む現在のコンセプトによる性能を越えるセンサーシステムの利用が不可欠となり、予想される要求を満たすことを可能にします。事故予防システムの有効性に突きつけられる要求は今までより更に厳格になっています。数ある中でも、偶発的な車線逸脱あるいは車線変更中の衝突を防止することが必要となります。「レーダーセンサーおよび単眼カメラの拡張性のある製品群によって、当社は自動車メーカーを支援する総合的な製品ポートフォリオを提供しています。彼らはユーロNCAPの評価でより多くの星を得ようとしているからです」とコンチネンタル社のアドバンスト・ドライバー・アシスタンス・システム事業部門責任者であるカール・ハウプト氏は説明しました。

歩行者識別による緊急時ブレーキアシスト

カメラシステムの助けを借りずに静止物体を検知する機能は、改良型レーダーセンサーARS 410の性能を際立たせています。

ユーロNCAPの2020年ロードマップによると、2018年以後に使用される試験シナリオはとても変化に富み、要求も厳しくなるので、その要求を満たすために (センサー融合による) マルチセンサーが必要となるでしょう。実際の道路状況はあまりにも変化に富んでいるため、一つの試験シナリオでは対応付け、標準化することができないためです。もしビジョンゼロ (無事故運転という理想) を達成するのであれば、現実の交通状況下での運転支援システムの挙動が極めて重要な役割を持っています。ビジョンゼロが達成されているかどうかの判断は世界中のどの試験場でもなく現実の運転状況によってのみ決定できるからです。結果として、高可用性、安定した構造および運転支援システムによって下された決断の信頼性がきわめて重要となります。実現すれば多くの事故を防止することが可能になるでしょう。

1999年から世界中で利用されている非常ブレーキシステムの分野で獲得している経験と、個別センサー技術の物理的制約および強度の知識に基づいて、コンチネンタルはレーダーを同社の予測安全システムの主要構成要素としています。カメラは偶発的な車線逸脱を含む、できるだけ多くの事故シナリオをカバーするために、理想的な補完要素として使用されています。なぜなら、カメラは車線区分線を認識するだけでなく、縁石やガードレールといった道路縁の指標となるものも検知するからです。車線維持に加えて、 道路標識認識やヘッドライト自動制御といった他の機能を実装することも可能です。これらのソリューションにおいてカメラはメーカーの要求に応じて1つ以上の機能を実装できるよう、基礎となる拡張可能なプラットフォームとして提供されるでしょう。

マルチファンクション単眼カメラは拡張可能なプラットフォームに基づいています。これは交通標識および車線の認識とハイビーム制御を通して快適性を向上させており、結果としてドライバーの緊張を緩和しています。

「レーダーとカメラを結び付けることにより、当社は据え付けられたセンサー技術の強み全てを活用できます。各々のテクノロジーがもつ物理的限界も単一センサーのコンセプトと比較すればそれほど重要なものではありません」とアドバンスト・ドライバー・アシスタンス・システム事業部門のカスタマー・プログラム責任者クリスチャン・シューマッハ氏は説明した。「レーダー技術の長所は、大きく異なる気象条件において機能する非常に高い能力にある。カメラはその一方で、霧や小雨といった形の悪天候や、太陽に向かって走行するとき、または濡れた路面に日光が反射するときなど可視性に変更がある場合に対処することがしばしば非常に困難です。」

光学センサーとして、カメラのもつ物理的限界は特徴がはっきりしています。露出過多または不十分な照明のため、ピクセル間のコントラストが不十分の場合、信頼に足る物体認識が不可能となるという点です。両者とも特定の課題に適しているため、2つの技術はともにそれぞれ優位性がある。結果的に将来、強化された支援機能を可能とするのは融合志向のアプローチ=2つの特化したセンサー技術の組み合わせとなるでしょう。長距離レーダーと単眼カメラの組み合わせは、十分すぎるほどの物体認識を可能とし、また80km/hを超えた速さでの改良型の自動緊急ブレーキをも可能にするでしょう。

コンチネンタルのソリューションはIAAでも体験することができる。歩行者保護および緊急ブレーキの分野におけるソリューションのライブ・デモンストレーションはホール10の向かい側にある「ニューモビリティ・ワールド」の野外エリアで一般公開日の午前11時から午後4時まで開催される予定だ(2015/9/19–27)

レーダーセンサーとカメラを搭載したデモカーはそのセンサーで自転車が車線を横断する場合を検知し、物体がその車両の運転経路上にある場合は警告を発します。

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コミュニケーション 宮川

コンチネンタルタイヤ・ジャパン㈱