※本プレスリリースは、ドイツ・ハノーバー市で発表した内容の参考訳です。
万が一、英文原文と意味合いが異なる部分がある場合には英文が優先されます。
コンチネンタルタイヤ・ジャパン株式会社(所在地:東京品川区/代表取締役社長:ソーンク・シュリケ、以下コンチネンタルタイヤ・ジャパン)は、ドライブ をより快適に楽しみたいドライバーニーズに対応し、快適な乗り心地、安定感のある走り、優れた経済性で好評を得た 「ContiComfortContact CC5 (コンチ・コンフォート・コンタクト・シーシー・ファイブ)」の後継として、卓越した静粛性と乗り心地をさらに追及した「ComfortContact CC6 (コンフォート・コンタクト・シーシー・シックス)」を2017年2月15日(水)より発売します。発売サイズは32サイズで、価格はオープンプライス。 コンパクトカーからラグジュアリーカー、ミニバンまで幅広い車種に適合します。
「ComfortContact CC6」と前モデル「ContiComfortContact CC5」の社内比較調査
「ComfortContact CC6 」は、前モデルである「ContiComfortContact CC5」と比べ、さらなる快適性能、静粛性、耐摩耗性を追及しつつも、燃費性能、ハンドリング性能、ウェットブレーキ性能、ドライブレーキ性能の向上にも成功。走行時の快適さを追及して新たに開発した3つの最新システム「ハーモニックコンフォートチャンバー」、「ゼロデシベルイーター」、「ウィスパーコンパウンド」の採用により、ノイズレベルを極限レベルまで低減させ、スムースで快適なドライビング性能を実現しました。
左:ハーモニックコンフォートチャンバーの配置イメージ
中:ハーモニックコンフォートチャンバーの断面イメージ
右:ハーモニックコンフォートチャンバー内で相殺する音波とノイズのイメージ
タイヤはトレッドパターンにより、人間の耳には不快と感じられる様々な周波数の音を発生します。この音を軽減するために「ヘルムホルツ共鳴器」の原理に基づいて開発されたのが、ハーモニックコンフォートチャンバーです。路面から発生したノイズがハーモニックコンフォートチャンバー内で反射すると、ノイズを相殺する音波となり、この音波とノイズが互いに打ち消しあうことでノイズレベルが軽減します。また、タイヤパターンのインナー側にハーモニックコンフォートチャンバーが配置されており、車内にノイズが伝わりにくく、車内を快適に保ちます。これは、エキゾーストパイプに搭載されている消音装置と同じ仕組みです
左:ゼロデシベルイーターの拡大イメージ
右:ゼロデシベルイーターにより空気の波を減少
タイヤには、ハイドロプレーニング現象の発生を防ぐために縦溝が必要ですが、走行中、縦溝と路面によって形成される管状の空間を空気の波が移動することによって不快な騒音、いわゆる気柱管共鳴音が発生します。これを解消するため、溝内に独特の形状をしたゼロデシベルイーターを設置。海岸に設置されている消波ブロックと同様の原理でノイズを分散させ、より小さな波長にすることで、ノイズレベルを軽減します。
左:従来のコンパウンド(上)とウィスパーコンパウンド(下)の接地面の差異イメージ
中:従来のコンパウンド(上)とウィスパーコンパウンド(下)での振動分散の差異イメージ
右:硫黄連鎖によって強固に結合されたポリマーのイメージ
従来のコンパウンドでは、ミクロレベルで見た場合、タイヤの路面接地は面ではなく点となります。この点での接触によってタイヤが振動し、不快な音を発生させます。「ComfortContact CC6」で採用した特殊なポリマーは、身体の形に合わせて変形するマットレスの発砲体のように路面に存在する極小の凹凸に密着し、面で接地することによってノイズを軽減します。また、フレキシブルなコンパウンドが振動を弱め、タイヤがさらに滑らかに回転することで快適な走行をサポート。さらに強く耐久性の高い硫黄連鎖によるポリマー同士の強固な結合により、耐摩耗性を確保しながら長寿命化を実現しました。
※ComfortContact CC6は、取扱店での在庫状況により順次導入されます。