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メディアインプレッション

■PremiumContact 6(トータル・バランス)

快適性とスポーツ性を融合。スポーティコンフォートタイヤの実力とは?

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1:惜しげもなく投入された数多のテクノロジー

目指したのは快適性とスポーティさを高い次元で両立すること。当たり前だとも思うが、先代の第5世代モデル「ContiPremiumContact 5」の快適性を更に引き上げつつ、スポーツ性は「ContiSportContact 5」のレベルを目指したと聞くと、思わず身を乗り出してしまう。
快適性に貢献しているのが「スムース・スティフネス・パターン」。耐摩耗性、乗り心地を向上させているほか、静粛性も最大1dBの低減を実現したという。また、「ワンダー・ウェアポリマー」と呼ばれる新しい素材も、耐摩耗性を15%以上も高めるというから驚く。
一方、スポーツ性に繋がっているのがフラッグシップ・スポーツタイヤ「SportContact 6」譲りの「アドバンスド・マクロブロック・デザイン」と非対称リブアングル。ブロックの変形、倒れ込みを防ぎ、旋回時の横剛性を高めグリップを引き出すという。見逃せないのは、革新的な混合技術でシリカ配合率を高めた「クリスタル・シリカ・コンポジション」の採用。これによりシリーズのほぼ全てのモデルでEU-ラベルAのウェット制動性能を獲得しているのは見事だ。なお余談だが、第6世代からは製品名の頭に付いていた「Conti~」が取れ、シンプルなネーミングへと変更されている。

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2:剛性感×しなやかさ=不思議なタイヤ?

第一印象は「不思議なタイヤだな」だった。直進性はビシッとしていて、操舵後のステアリング復元力もいい感じ。ブレーキング時の剛性感も頼もしい。そこだけ取れば、確かにスポーツタイヤ的なしっかり感がみなぎっている。
実際、コーナーが連続する区間をそれなりのペースで走った時の安定感、安心感は目を見張るものがある。スキール音が鳴る領域の前に、手応えでグリップの変化を察知できるからスムーズなコーナリングが可能。走りが楽しい。
それなのに、すべての手触りにガツンというカドや重みが無く、当たりはむしろマイルド。決して柔らか過ぎるというのでもなく、しなやかなダンピングによって、入力を一発で減衰してしまうという感じで、非常に上質感がある。駐車場などに入る際の段差を越えた時の受け止め方など、きっと誰もが感心するはず。騒音レベルも非常に低く、いつしか”不思議な”ではなく”いいタイヤ”だなと唸らされてしまった。

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3:高い純正装着率はトータル・バランスの賜物

サイズ展開は15〜22インチまでとワイド。そして現在では100以上のメーカー・ブランドから純正装着タイヤとして指定されるなど「PremiumContact 6」は、非常に間口の広いタイヤと言える。まさに、その優れたトータル・バランスの賜物だろう。
もちろんどんなクルマに履かせても優れたマッチングを見せてくれそうだが、とりわけオススメするならばやはり輸入車、それもスポーツセダンやクーペのようなモデルにはピタリとハマるに違いない。実際、今回のテスト車であるアウディ「A6」の、シャキッとしたスポーツ性とハイレベルなライドコンフォートという性格を、このタイヤはうまく引き出し、増幅すらさせていた。
クルマに乗る頻度が高く、雨の中を乗る機会も少なくないというならなおのこと。この日は晴天だったので試せてはいないが、従来から高いウェット性能は美点としているだけにいい選択になりそうだ。